毛周期のメカニズム
全身のムダ毛は、毛周期という毛のメカニズム合わせて生え変わりを繰り返しています。
毛周期は、毛根から成長した毛が表面に出てくるまでの成長期、毛が抜け落ちる退行期、毛母細胞の分裂が停止している休止期というサイクルになっています。
休止期の時は表面には毛は見えていませんが、毛穴の奥で成長するための準備をしています。でも、この状態でレーザーやフラッシュなどを照射しても効果はありません。効果が実感できるのは成長期に入っている毛だけなので、毛の生えるタイミングに合わせて照射することが、効率よく脱毛をするポイントになります。
毛周期は部分によって異なる
毛周期は毛が生えている部位ごとに違いがあるので、発毛頻度に合わせて脱毛をするとより効果的です。
例えば毛深いとされる部位では、手足で3~5ヶ月、ワキやビキニラインが4ヶ月ほどの毛周期になっています。
あまり毛深くなくうぶ毛が多い顔の場合は、毛周期が短くなっていて、だいたい1~2ヶ月で生え変わってしまいます。そのため、顔脱毛をする時には、毛周期に合わせて1~2ヶ月の割合でお手入れすると、効率的に脱毛できます。
ただ、顔はデリケートな部分でもあり、トラブルが起きた時には目立ちやすいので、皮膚が乾燥気味で敏感になっていたり、ニキビや肌荒れを起こしている時は、顔脱毛は避けた方が良さそうです。
肌荒れ中のお手入れは、電気シェーバーなどを使って簡単に処理をしておいて、肌が健康な状態になってから顔脱毛をします。毛の生え変わるサイクルに合わせてケアをしていくうちに、ダメージを受けた毛根の数が増えてくるので、次第に処理をするムダ毛の数も少なくなってきます。処理をする間隔も長くなってくるため、だんだんお手入れがラクになってきます。